花と植物

ウラルのグミの木

関鑑子訳の「川面静かに歌流れ」の出だしで一般的に知られる「ウラルのグミの木」という歌。 ロシア民謡と思われていますが、M.ピリペーンコ作詞、E.ローディギン作曲で、1953年のソ連の歌謡曲です。 実は原題”Уральская рябинушка”(ウラーリスカヤ リャビ…

続・さくら さくら 花盛り

東京駅八重洲口の方から、日本橋のさくら通りをこの間見てきましたが、今度は茅場町から逆に。 といっても、お仕事で行ったので、のんびりはできず。 このあたりは、ビルが多いですが、江戸情緒も少し残っています。川には、ボートが係留され、古いお店もち…

さくら さくら 花盛り

東京都心、東京駅は八重洲口の日本橋界隈にも桜の並木があり、通称「さくら通り」と呼ばれています。八重洲口から茅場町まで続き、最多で169本の桜が咲き乱れるそうです。そこは文字通り、桜の名所で、本当に座ってお花見をしている人たちは少ないですが…

秋に咲くセイヨウアサガオ

秋咲きのアサガオがあるのは、知っていましたが、まだしぶとく咲いているのもあるんですね。と思ったら、日本に昔からあるアサガオではなく、アサガオの仲間の品種でした。 これは松戸の中央消防署に近いある場所に咲いていたもの。セイヨウアサガオという品…

神社に咲いていた瑠璃茉莉

これは、瑠璃茉莉(るりまつり)という花。とある神社の鳥居の脇に咲いていました。一瞬、まだアジサイが咲いている??と思ったのですが、よく見ると違いました。 この花、あんまりというか、全然有名ではありません。もっとも、知っている人は知っています…

アジサイがきれいな本土寺

三つのカツオ節かおる、ほんどじ~、じゃなかった北小金の本土寺。 JR常磐線北小金駅から北へ商店街をまっすぐ行くと、その延長線上にけやき並木の参道がのびるのですが、その突きあたりにあります。住所は松戸市平賀63番地ですが、鎌倉時代に平賀氏の屋敷…

常盤橋の桜が満開、でも・・・

こんにちは。渋沢栄一です。 今日はぽかぽか陽気で、コートはいらんかな。常盤橋の桜も、よく咲いておるぞ。 それにしても、わしの銅像の近くに、若い娘たちが集まっておるが、良い眺めじゃのう。 しかし、娘たちのなかには、股を開いて座っている者がおるが…

東京都心に桜咲く

このお休みは、東京都心でも桜がきれいに咲いていました。日曜日はお天気も良かったし、良い行楽日和だったと思います。 常盤橋公園でも、ちゃんと桜が咲いています。 東京駅の近くでも、お花見ができました。 山梨県のPRをする場所があって、そこでは桜色…

梅一輪

梅一輪 一輪ほどの 暖かさ (服部嵐雪) 嵐雪さんの俳句、良いですね。服部嵐雪さんは、武士出身の俳人で、松尾芭蕉さんの高弟ですが、江戸湯島の生まれといいますから、この句も湯島の梅と関係あるのかな? でも、これが服部嵐雪さんの句だとは知っている人…

梅は咲いたか、桜はまだかいな

本当に、今日は暑い一日でした。もう春になったみたい。 ほんとに異常気象なのか、春一番も例年に比べて10日前後早かったみたいですし。 花もいろいろ咲きはじめました。といっても、梅が咲いているくらいで、さすがに桜はまだでしょう。河津桜とか、早咲き…

千両・万両・南天

冬枯れの庭に、赤い実をつける植物。そんな植物があれば、なにか冬でもあったかそう。 千両、万両なんて、そういうものです。名前からして、景気がよさそうな感じだし。でもなぜ、千両とか万両というのでしょうか。男性は「せん」より「まん」のほうが好きで…

柚子

先日、京都に行った折に、嵯峨野のトロッコ列車の線路から程近い場所に、農家の無人の販売所があり、水尾の柚子が売られていました。 なんか丸窓がついて、京都らしい販売所ですこと。 野菜の露天販売は、都内でも世田谷とかではやっていますが、京都では単…

柿くへば

柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 有名な正岡子規の句です。奈良の法隆寺に、正岡子規が松山から上京する途中で立ち寄った折に詠んだ俳句だそうです。すごく、印象が鮮烈な句で、傑作ですよね。 でも、あっという間に、もう晩秋。あたしの身近でも、柿は色づいて…

色とりどりの朝顔

朝顔に 釣瓶とられて もらひ水 加賀千代女さんの有名な句。 いいなあ、情感あふれていて。ちなみに、朝顔は秋の季語です。もう、秋風もそろそろ吹き出すころですね。 朝顔といえば、いろんな色の花があります。水色、紫、ピンク、白とか。 どれをとっても、…

紫陽花~祇園新橋あたり

アジサイは、日本原産の花。 漢字では紫陽花と書きます。でも、これは本来はアジサイを意味するものではなく、唐の詩人白居易が別の花に付けた名前が、平安時代に誤って伝わったとのことです。でも、漢字の字面をみる限りでは、ぴったりのように思います。 …

藤の花 ~ 足利又太郎忠綱の悲劇

藤は日本古来の花と思いましたが、中国にも仲間があります。一般にフジといわれるのはノダフジといい、大阪の福島区野田が発祥の地とのことです。ノダフジ以外に、ヤマフジというのもありますが、これは普通のフジより、花序が短いです。 (中山法華経寺の藤…

唐獅子牡丹

牡丹の記事で、唐獅子牡丹について、ちょっとだけ書きましたが、京都で唐獅子牡丹の彫刻もある、西本願寺の唐門を見てきました。伏見城から移築したという門で、美しい彫刻がほどこされ、日暮し見ていても飽きないことから、「日暮しの門」とも言われます。…

牡丹~楊貴妃のような華やかさ

立てば芍薬、座れば牡丹、歩く姿は百合の花。 美しい女性を花にたとえています。まあ、あたしのことかしら? ...違うって。 立てば(横乳)2センチ、寝ればなくなり、歩いたところで揺れません。あたしのおっぱいだったりして(小声で~本当はもうちょっと…

サクラ咲く Oh! 真間、真間~

桜といえば、もう言うまでもなく、日本を象徴するような花。 ぱっと咲いて、ぱっと散る。その潔さと美しさ。 今年も桜のシーズンとなり、あたしもお花見、というより桜の写真を撮りに。 といっても、東京の上野公園とか日比谷公園、千葉では千葉城とか、有名…

梅は咲いたか、桜はまだかいな 梅のシーズンも、もうそろそろ終わりに近づき、次は桜の季節になりました。 梅は、中国の長江流域が原産のバラ科サクラ属の落葉高木で、日本には奈良時代、8世紀半ばに渡来しました。梅の花といえば、五弁の白い花びらのもの…

すずかけの木

すずかけの木は、鈴掛の木、篠懸の木と書きますが、修験者が着物の裃みたいなものの胸につける丸い玉みたいな篠懸(すずかけ)に似た実がなるので、そう名づけられました。 別名、プラタナス。街路樹などで、よくあります。原産地 ヨーロッパ南西部からアジ…

シクラメンの「かをり」~責任者でてこーい

おうちの2階のベランダにシクラメンの花を置いていますが、この朝晩寒いのに元気に花を咲かせています。シクラメンは、イスラエルからトルコにかけて原種が分布する、中近東出身の花。サクラソウの仲間です。元々乾燥した土地のものですので、日本のような…

もう紅葉も終わり、落ち葉が散る季節になりました。 千葉の勝田台というところに行ったら、街路樹の公孫樹の落ち葉を、地元の年配の方が一生懸命掃除していました。 紅葉といえば、木々の葉が赤く色づき、特に楓が紅葉するのが美しいですよね。モミジという…

菊は、日本古来の花と思っている人が多いと思いますが、ルーツは中国です。今から、約千五百年前に中国でチョウセンノギクとハイシマカンギクの交配によって生まれたとされています。 春が桜なら、秋は菊。日本の四季を象徴する花です。秋の行楽で、菊人形と…

ランタナ part2

前に書いたランタナ。中南米原産の外来種で、和名ではシチヘンゲ(七変化)という花ですが、いろのパターンは黄色とピンクだけでなく、朱色と黄色、ピンクと白、白だけ、ピンクだけと、それこそ色々あります。 前に路地で見つけた黄色とピンクの組み合わせ以…

マリーゴールド

マリーゴールドは黄色、オレンジイエロー以外に、白や、褐色に近いもの、黄色と褐色の二色など、さまざまな色があり、アフリカンという大きな品種とフレンチマリーゴールドという小ぶりなものの二種類があります。 これは、春から秋に咲く一年草です。写真は…

二色の小花の変わった花 ~ランタナ

路地で見つけた変わった花。ひとつの花序に黄色とピンクの小花があります。 これはランタナ。和名ではシチヘンゲ(七変化)といいます。 ランタナは中南米原産のクマツヅラ科の常緑小低木で、もともとは観賞用に栽培されていたもの。ですが、強い品種なので…

柿食へば 鐘が鳴るなり 法隆寺 柿は俳句の秋の季語になっていますが、柿の実は日本古来の秋の食べ物。 でも、渋柿を干して干し柿にしてから食べるなんて、初めて考えた人は偉い。干し柿は保存食というだけでなく、昔は砂糖が貴重だったので、果糖がある干し…

朝顔、昼顔、夜顔?

アサガオは朝顔と書くように、朝花を開きます。しかし、今は品種改良が進んで昼まで咲いているものもあります。古い品種は、朝咲いて、昼の日が出るころにはしぼみます。また、入谷の朝顔市とか、夏の風物詩ですが、今は秋まで咲いています。 ところで、アサ…

姫檜扇水仙

この花、ヒメヒオウギズイセンといいます。花の名前は、純和風なのに、これは実は帰化植物で、別名モントブレチア。アヤメの一種です。 南アフリカが原産のヒオウギズイセンとヒメトウショウブがヨーロッパで交配されて生まれた園芸品種です。明治中期に日本…