神社に咲いていた瑠璃茉莉

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これは、瑠璃茉莉(るりまつり)という花。とある神社の鳥居の脇に咲いていました。一瞬、まだアジサイが咲いている??と思ったのですが、よく見ると違いました。

この花、あんまりというか、全然有名ではありません。もっとも、知っている人は知っていますので、この花の名前をつけたお店などもあります。名前から来る印象からか、女性用のアロマサロンでそういう名前の店があるようです。こんな名前で、暴走族がいたら、多分レディースでしょう。瑠璃茉莉、4649(よろしく)。なーんてね。

アジサイみたいな、オオデマリみたいな花です。色は水色が多いようです。

実は、瑠璃茉莉という難しい漢字の名前ですが、ブルンバゴという南アフリカ原産の花です。アジサイと間違えている人もいるかもしれません。アジサイでも古い種類のガクアジサイなら、ありそうな形です。

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瑠璃茉莉の瑠璃はガラス、茉莉は下に花をくっつければジャスミンですけど、花の色が薄い青ですので、何となく透明感があるような命名です。五弁の花が可愛いのですが、横からみると花弁は細長い漏斗状になっています。

日本では、殆ど無名な花ですが、アフリカでは民間薬の原料になるそうで、腺病、浮腫やマラリア、傷などの手当にも使われるとか。もともと、プルンバゴという名前自体、プルンバンという鉛をあらわすラテン語からきていて、鉛の毒の解毒剤として使われていたそうです。

きれいな花で、なおかつ解毒作用もあるなんて、珍しいですね。