柚子

先日、京都に行った折に、嵯峨野のトロッコ列車の線路から程近い場所に、農家の無人の販売所があり、水尾の柚子が売られていました。

なんか丸窓がついて、京都らしい販売所ですこと。

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野菜の露天販売は、都内でも世田谷とかではやっていますが、京都では単なる野菜ではなく、こうしたものも売られています。

水尾は、嵐山から車で30分ほどいった山里です。トロッコ列車保津川下りで有名な、保津峡の駅の近くといったほうが良いかもしれません。
水尾は、柚子の産地として有名。12月頃が収穫期で、農家が栽培した柚子を収穫して、料理屋さんなどに出荷します。一部は、こうして露天で売られているわけ。

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そもそも柚子は中国の長江上流原産だそうですが、日本では奈良時代には栽培されていたようです。

柚子は、柑橘類の中では珍しく寒さに強く、比較的寒い中でも自生します。日本では東北以南で栽培され、食用としてはその果汁が酸味、香りを加えるために、調味料として使われたり、皮も含めて刻んでポン酢などを添えたりします。皮も薬味になるので、柚子胡椒なんてありますね。

ちなみに、フォークデュオで「ゆず」ってありますが、柚子シャーベットを食べてうまかったという単純な命名みたいです。なんだかなー。

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