元軍人の方に聞きました
元軍人、若干名に聞きました。N数が少なすぎる~。なお、一部表現が分かりにくいかもしれませんが、そのまんまです。短くした部分はありますが、脚色してません。
Q1. 軍隊での経歴を教えてください A1-1. 旧制中学校を途中でやめ、海軍の予科練に入り、飛行練習に進んだ。飛行練習後、実施部隊(内地勤務)に配属されたが、すぐに終戦。 A1-2. 海軍工廠付属の工員養成所に入所。英語も含めた高等教育を受け、養成工から普通工員、海軍軍属になる。海軍技術士官を夢見たが、空襲で工廠が壊滅。1週間後に終戦。 Q2. 軍隊に入った動機は? A2-1. 当時は、軍人になることは、御国のために尽すことであり、また光栄なことであった。実際、予科練は大変な競争倍率で、皆のあこがれのまとであった。 A2-2. 自分の貧弱な体格では、どうせ召集で軍隊にとられてもロクなことにはならないと思った。機械いじりが好きだったので、機械のことならプロになりたいと、海軍工廠に養成工として入った。当時では珍しく最新の技術が勉強できる場所でもあり、人気があった。 Q3. 終戦のとき、どう思いましたか? A3-1. 航空隊の営庭に集められ、放送を聞いたが、妨害電波などのためによく聞き取れなかった。しばらくして分隊長、分隊士から、日本が戦争に負けたことを聞いた。軍艦旗は降下奉焼された。「腹を切るな」と言われたが、別の航空隊で本当に割腹して自決した少尉候補生がいたことをあとで聞いた。ただ、脱力感におそわれ、解員帰郷命令が出ても、故郷に帰りたくなかった。 A3-2. なぜ、もっと早く戦争が終わってくれなかったか。なぜ、多くの同僚が死ななくてはならなかったかと思った。 Q4. 若いころ好きだった女優か女性歌手は? A4-1. 日高澄子 (ただし戦後映画をみるようになってから) A4-2. 水戸光子 Q5. 今の政治についてどう思いますか? A5-1. 対米従属の姿勢は自衛隊のイラク派遣や給油問題などでも今なお明確で、政財官の都合のよいことばかり行われ、民衆の声が軽視されている。特に財政破たんのつけを消費税引き上げで庶民にまわそうとするなど、無責任といえる。 A5-2. 昔は保守でも気骨ある政治家がいたが、今は親の七光や軽薄な人気取りで、すぐに素人同然の人間が政治家になってしまう。国会でも中身の薄い議論しかしていない。 Q6. 支持政党は? A6-1. 共産党 A6-2. 昔は自民党で活動。今は離れており、支持政党なしに近い。 Q7. 今の若者について思うことは? A7-1. 見かけは茶髪でも、礼儀正しい若者もいる。総じて、昔のようなでたらめな人間もいない代わりに、小粒になった。コンピュータなどを駆使できても、コミュニケーションが苦手な人も多いようだ。 優秀な人は今もいるし、真面目な若者も多いので、それほど悲観していない。 A7-2. 男は植物性が多くなって、逆に女性のほうがはっきりしているかもしれない。女の管理職も増えていると聞いているが、若者も女性のほうが優秀なのがいるらしい。
4番目のQAでの答は、すみませんが、両方ともわかりません。
A7-2.の「植物性」は、草食系のことだと思います。