「大韓民国」は国ではなく、アメリカの走狗の支配地域にすぎない

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(転覆事故をおこしたセウォル号
 
大型旅客船セウォル号転覆事故では、船長や航海にあたっていた乗組員が真っ先に逃げ、「大韓民国」政府を頂点とした当局はすぐに同胞を助けずに右往左往したあげく、いまだに救助は進んでいません。 本当に「韓国」は何をもたもたしているのか、疑問に思う人は多いでしょう。 国民一人一人が集団の秩序を持ちつつ、非常時には自主的に、機敏に問題解決にあたるような、まともな国であるなら、今回のような事故があっても被害はこれほど出なかったでしょう。 異常に権限のある大統領、そのロボットのような官僚組織、民主主義が定着していない、封建的な社会、つまり発展途上国にありがちな政治構造の「国」が「韓国」です。 いわゆる北朝鮮ともそれほど差はないのです。
 
大韓民国」政府とは、朝鮮半島の南半部を占領したもともとアメリカが作った傀儡政府で、普通の国の政府ではありません。 朝鮮戦争以降分断が固定化された状態になっていますので、38度線が国境でもあるかのように見えますが、あれは停戦ライン、軍事境界線です。 正式な国家であれば、国境があって隣国との境が明確で、かつ隣国と正常に交流していますが、「大韓民国」はそうではありません。 同じ民族の北朝鮮と今も戦争状態であり、その統治下の民衆に対しても弾圧を加えるなど、権力犯罪のオンパレードです。 そもそも「大韓民国」はアメリカが直接朝鮮半島を統治できないので傀儡とし、アメリカが主導的な立場である国連が認めたもので、本来の意味での国家ではありません。 もともと朝鮮は朝鮮民族のものであり、「韓国」民族は存在しません。 李氏朝鮮大韓帝国と名乗ったことはありますが、それは清を宗主国とする関係を解消するため、便宜上名乗ったようなもので、李氏朝鮮もそれ以前も朝鮮は朝鮮であり、それ以外の言い方としてはKoreaの語源ともいう高麗くらいです。「大韓民国」政府は、過去ずっと「韓国」と名乗った国があったように言っていますが、勿論嘘です。 一般に「韓国語」というのも、朝鮮語というのが正しいです。 
 
以前、当時の「大韓民国」の李明博大統領が日本固有の領土である竹島を勝手に訪問し、あたかも竹島が「大韓民国」の領土であるかのようなパフォーマンスを行いました。 ひどい話であり、「大韓民国」の軍人その他人々には、一刻もはやく竹島から出て行ってもらい、不法侵入がないように日本が竹島の周辺を警備すべきと思います。
 
アジア・太平洋戦争で日本が負け、日本帝国主義支配下から脱した朝鮮が独立しようとしたわけですが、米ソの大国の意向が大きく働いて、朝鮮民族の自主的な独立ができませんでした。 ごくわずかな期間、朝鮮人民共和国が朝鮮半島統一国家となりましたが、国際的に認められた訳ではなく、戦後間もなく起きた米ソ対立により朝鮮半島は東西陣営の股裂きになったような格好となり、朝鮮民主主義人民共和国以外に、朝鮮半島南部に「大韓民国」がアメリカの後押しでできました。 アメリカの直接的な軍政からアメリカは傀儡政権を樹立することで支配を継続しました。これによって、朝鮮半島の分断が固定化され、今日にいたっております。 
その傀儡政権の初代大統領が李承晩で、徹底した反共を掲げて民衆を弾圧してきたのです。 その1948年に国連軍(実質的には米軍)監視下のもとで行われた初代総選挙も民衆の大反対の中で行われ、とくに済州島では、傀儡政府に反対する島民が李承晩政府によって殺されました。 李承晩は同じ民族に対しても滅茶苦茶をやったのですが、日本海李承晩ラインという国際法を無視した線引きを行い、竹島を勝手に「大韓民国」の領土と言い張りました。 
朝鮮戦争では圧倒的に強い朝鮮民主主義人民共和国の軍隊が朝鮮半島を武力統一する一歩手前までいきましたが、米軍がテコ入れを行って現在の38度線まで押しかえし、なくなるはずだった「大韓民国」はなんとか継続されたのです。
 
その後も、李承晩は数々の選挙不正や民衆弾圧を繰り返し、独裁政治を行ってきましたが、あまりにひどい民衆弾圧をおこなってきたことからアメリカに見放され、1960年には民衆が蜂起、腹心で副大統領だった李起鵬の家が襲撃され、一家が殺され、李承晩自身は夫人とハワイに逃れました。 アメリカの傀儡政府でも、アメリカに見放されたら、崩壊は早かったわけです。 その後、現在の朴槿惠大統領の父である、朴正煕が軍事クーデターで政権を握り、戒厳令をしいて、武力で民衆を抑え込む一方、国交を回復した日本から経済援助をとりつけ、それをもとに「大韓民国」は経済発展をとげました。 しかし、独裁政治はずっとつづき、やがて朴正煕も側近のKCIA部長によって暗殺されました。 KCIAは「大韓民国」の謀略スパイ組織で、のちに金大中拉致・暗殺未遂事件も起こしました。 KCIAは、国家情報院と名前をかえて現在も存在しています。
 
朴正煕暗殺の後は粛軍クーデター光州事件のような民衆弾圧事件を経て、一応の民主的な体裁はとっていますが、そもそもの出発点がアメリカの走狗、傀儡であり、アメリカが大きな発言力をもっている国連では国家として認められていますが、実際には国家とは言い難いです。
出発が傀儡政府なのは、体制が変わらない限りいつまでたっても傀儡ですし、歴代の大統領は権力抗争で暗殺されたり、汚職で逮捕されるなどを繰り返しており、最近では元大統領の盧武鉉収賄事件を起こして逮捕される前に自殺しています 。 
 
大統領の権限が異常に強く、国民の民主的な自覚も弾圧によって抑え込まれてきた一方で、最近では日本の経済援助によって経済成長を遂げ、かつて遅れていた重化学工業やITなどの分野でも力を付けてきましたが、知的財産権の扱いなど経済民主主義の面でも遅れ、拝金主義の傾向も見られます。 つまり、一定の経済成長は遂げたが、民主主義は遅れたままなのです。
 
朝鮮民主主義人民共和国金日成一派が実質的に支配し、今は金日成の一族が世襲している状態ですが、これは終戦時に領土を占領していたソ連もすでに崩壊し、もともと中国が近かったものの、別にどこかの傀儡政府であるわけではありません。 朝鮮民主主義人民共和国は本来は朝鮮半島を統一していたはずの朝鮮民族の国ですが、1970年代あたりから大きく変質し、今ではやっていることが出鱈目、他国でテロまで行うようになってしまいました。 金日成一派が掃討されて、「大韓民国」がなくなって、朝鮮民族統一国家ができればいいのですが、道のりは遠そうです。