民主党は代表選をやめ、ただちに対中外交を立て直すべき

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日本のバカ右翼が、わざわざ日本の固有領土である尖閣諸島に上陸しようとして、あたかも尖閣諸島に領土紛争があるかのような口実を与え、中国の世論が激化するなか、これまたピントのぼけた民主党野田政権は、よりによって野田総理胡錦濤主席との会談の翌日に尖閣の国有化を決め、油に火を注ぎました。
 
尖閣の国有化自体はいいと思いますが、いかにもタイミングが悪すぎ、国と国との駆け引きについて何も考えていない、まさに外交のABCが分かっていない対応です。
 
日本政府がぼやぼやしているうちに、今では中国各地で反日デモが過激化し、日系企業が襲撃され、上海などでは在留日本人も襲われており、広東省では中国人経営の日本料理店まで滅茶苦茶されるという事態になっています。 やっているのは、知恵の浅い学生や若い連中のようです。 これは尖閣諸島の領有権を主張するもので、それが関係ない人を襲ったり、ろくでもない方向に向かっているのです。 これに対して、日本政府はほとんど何もしていません。
 
その尖閣諸島近海の我が国領海に中国の監視船が侵犯してきた際にも、野田総理が直接胡錦濤に言いにいけばいいのに、それもしていません。 中国の首脳にもの申さないで、遠いところで何かいっても逆効果です。
民主党の代表選挙など直ちにやめ、政府は対中外交にベストを尽くべきです。 
 
マスコミは自民党は親の七光のバカ議員の総裁レースなど、国民生活に何の関係もないことを連日繰り返して報道し、そのバカ候補たちの聞くに堪えない妄想を本人に語らせていますが、こんなのは論外です。 彼らは国政を担当しても、能力がなさすぎ、憲法改正だの集団的自衛権の発動という名目での海外派兵など、いたずらにタカ派を気取っているだけで、何もできないでしょう。 官僚の操り人形になるだけです。 大阪維新政治資金パーティーなど、自民党のまねごとをしていますが、そんなくだらないことを報道して何になるでしょうか。 権力亡者のバカ騒ぎにしか思えません。
 
野田総理が「政権を中途半端に投げ出すわけにいかない」というなら、対中外交を中途半端にしてきた前非を悔い、ただちに対中外交を立て直す努力をするべきです。
中国当局も本音は早く事態をおさめたいのです。 それは反日デモも矛先が早晩中国当局に向けられる可能性が高いことを知っているからです。 またこういう事態が深刻化すれば、国際的にも、中国は偏狭なナショナリズムばかりで良識にかける国と印象付けられ、信用をなくすことを中国当局もわかっています。
 
野田総理か玄葉外務大臣が中国に乗り込んでいって、話をつけてくるべきです。