「原発なくせ!」 強い意志を直接行動で示す

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原発なくせ!」の声は、大きなひろがりをもって、今や国会を包囲しています。市民の大きな声は、直接行動となっており、デモや集会、地域での様々な催しになってあらわれておりますが、野田民主党政府は、わずかな人たちを代表にした公聴会でお茶を濁そうとしてきました。 その公聴会には、組織的に動員されたと思われる電力会社社員(それも役員クラスまで)が登場し、電力会社の見解を述べるなど、異常な事態となり、さすがに電力会社社員とわかる人は入れないようにされました。しかし、野田首相自身が、反原発のデモの人々の叫びに対して「大きな音」と言ったと伝えられるように、官邸および民主党首脳は、反原発の声に対してあまり敏感な反応がなかったようです。
 
とはいえ、さすがに大きな声となっている脱原発の方向は無視できず、8月9日に長崎で行われた平和祈念式典で、「野田佳彦首相はあいさつで『核兵器廃絶に向けて、非核三原則を堅持する』と約束。原発事故にふれて『脱原発依存の基本方針の下、中長期的に国民が安心できるエネルギー構成の確立を目指す』と述べた」(朝日新聞)とのことです。
 
今も国会議事堂の近くに金曜日に行くと、デモ隊に会うことが多いです。政党や労働組合だけでなく、普通の市民が逆にほとんどなのでは思います。
 
共産党委員長の志位さんたちがうつっているYouTubeの動画がありました。そこに出てくるのも、普通の市民、おそらく今回初めてデモというものに参加したような人たちのようです(勿論そうでないらしい人もいますが)。
 
 
しかし、志位さんは千葉県船橋市で学校の先生や共産党の市議会議員をしていた方の息子さんで、現在日本共産党委員長、おじいさんは陸軍中将、伯父さんは陸軍の参謀という家柄の方。 先生だったお父さんの関係や人柄から、共産党には珍しく、個人票が多いのでも有名。
 
一方、野田首相は千葉県船橋市でも薬円台かどこか(船橋の中心地ではなく、周囲に旧軍施設跡があった新興住宅地)の普通の自衛隊員の息子さんで千葉県議から国会議員となった、いわばたたき上げの方。同じ地域に根ざした二人ですが、対照的ですね。