「韓国」はそもそも国?
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「大韓民国」の李明博大統領が日本固有の領土である竹島を勝手に訪問し、あたかも竹島が「大韓民国」の領土であるかのようなパフォーマンスを行いました。 ひどい話であり、「大韓民国」の軍人その他人々には、一刻もはやく竹島から出て行ってもらい、不法侵入がないように日本が竹島の周辺を警備すべきと思います。
今や、日本の政府は与党同士でいがみ合ったり、与党民主党自体が分裂、野党第一党の自民党といえばアメリカに従属した売国政党であって今や与党の足を引っ張ることしか能がないという政治状況で、まさに日本の政治は空白状態であると思います。 その空白状態をついて今回の暴挙が行われたわけですが、政府の対応は大筋では間違っていないものの、森本防衛大臣が評論家的なずれた発言を行ったことに象徴されるように、本気で外交に取り組む姿勢にかけています。
しかし、考えてみると、そもそも「大韓民国」は国でしょうか?
アジア・太平洋戦争で日本が負け、日本帝国主義の支配下から脱した朝鮮が独立しようとしたわけですが、米ソの大国の意向が大きく働いて、朝鮮民族の自主的な独立ができず、朝鮮民主主義人民共和国以外に、朝鮮半島南部に「大韓民国」がアメリカの後押しでできました。 アメリカの直接的な軍政からアメリカは傀儡政権を樹立することで支配を継続しました。これによって、朝鮮半島の分断が固定化され、今日にいたっております。
その傀儡政権の初代大統領が李承晩で、徹底した反共を掲げて民衆を弾圧してきたのです。 その1948年に国連軍(実質的には米軍)監視下のもとで行われた初代総選挙も民衆の大反対の中で行われ、とくに済州島では、傀儡政府に反対する島民が李承晩政府によって殺されました。 李承晩は同じ民族に対しても滅茶苦茶をやったのですが、日本海に李承晩ラインという国際法を無視した線引きを行い、竹島を勝手に「大韓民国」の領土と言い張りました。
朝鮮戦争では圧倒的に強い朝鮮民主主義人民共和国の軍隊が朝鮮半島を武力統一する一歩手前までいきましたが、米軍がテコ入れを行って現在の38度線まで押しかえし、なくなるはずだった「大韓民国」はなんとか継続されたのです。
その後も、李承晩は数々の選挙不正や民衆弾圧を繰り返し、独裁政治を行ってきましたが、あまりにひどい民衆弾圧をおこなってきたことからアメリカに見放され、1960年には民衆が蜂起、腹心で副大統領だった李起鵬の家が襲撃され、一家が殺され、李承晩自身は夫人とハワイに逃れました。 アメリカの傀儡政府でも、アメリカに見放されたら、崩壊は早かったわけです。 その後、朴正煕が軍事クーデターで政権を握り、戒厳令をしいて、武力で民衆を抑え込む一方、国交を回復した日本から経済援助をとりつけ、それをもとに「大韓民国」は経済発展をとげました。 しかし、独裁政治はずっとつづき、やがて朴正煕も側近のKCIA部長によって暗殺されました。
出発が傀儡国家なのは、体制が変わらない限りいつまでたっても傀儡です。