一壺好茶

 
 
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ニーハオ!
 
中国語でも、北京語だけでなく、いろいろ方言というより、別の言語といっていい言葉がありますね。
潮州は、広東の東のほうですが、独自の潮州語という言葉をもっています。一般にいう広東語でもない、どちらかというと福建省の言葉にちかいようですが、福建語でもありません。
 
この潮州の音楽が、YouTubeとかに出ていますが、何となく郷愁を感じさせるような歌があります。
その代表が、「一壺好茶一壺月」というもの。 一を北京語のように「イー」ではなく、「ゼッ」と発音します。「ゼッコホーテイ、ゼッコブエ」かな。 すごい、北京語とかけ離れています。 殆ど潮州出身者しか使えないような言葉。
でも、故郷の人たちの生活、風景などが、美しく心に沁みる曲です。
 
 
歌っているのは、黎田康子さん。 日本人のような名前ですが、中国人です。 黎田というのは、父方の黎という姓に母方の田という姓を足したものです。 中国は夫婦別姓で、普通子供は父方の姓になりますが、この人は芸名に母方の姓をいれたのです。 結構美人だったみたいですが、この動画は少し古く、今はちょっとおばさんぽくなっています。
 
この黎田康子さんが方展栄さんという方と歌っている歌で、とんでもないのがあります。 方展栄さんは、すごいオペラ歌手の人のようですが、面白い歌をたくさん歌っています。「酒」はその一つで、あと「十一哥」とか、「地塊涼地塊坐」を少し歌詞を変えた歌など。
 
「酒」は↓ このなかで、「一壺好茶一壺月」の替え歌を黎田康子さんが歌っています
 
 
おばさん丸だしじゃん。 何といっているのか、さっぱり分りませんが、字幕で大体の意味は分ります。 目茶苦茶なお酒好きのご主人のへ理屈をたしなめる厳しい奥さんの掛けあい。 最後はご主人が丸めこまれるという歌のようです。
 
だけど、黎田康子さんの前の動画の頃(多分5,6年位前)からの変貌ぶりがこわい。 もっと前は、美人でお嬢様みたいな感じだったのですが。
 
潮州語の歌手は、ほかに女性で麦卉さん、シンガポールの李小珍さん(女性)、牛馬丁さん(男性)など。
中国の南は、変な歌の宝庫?