東電と自民党政治のせいで・・・
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半径20km以内の住民など避難している人たちをはじめとして、住民の生活基盤を奪っているだけでなく、農産物などに対する風評被害とあいまって、周辺住民の生活にも大きなダメージを与え続けており、自治体や病院など公共の団体、施設にも大きなマイナスの影響が出ています。
もともと地震が起こる場所に、固い地盤まで到達するためと称して、わざわざ30mの崖を20mほども削って原発を建て、ろくな津波対策をしてこなかったという最初の設立の段階からして、発狂しているくらいにおかしいのですが、地震が来ても、どんな災害が起きても全電源を喪失することなどないと固く信じていた東京電力の皆さんの神がかり的な「信念」は、厳然たる事実をもって意味がないことが分りました。
全電源を喪失することも、本当は想定していなくてはなりませんでした。 そういう状況でも、道はかろうじて残されていた、でも東電は自らその道を捨ててしまった、初動対応を検証した学者グループが、そのように明らかにしました。
TBSによれば、「福島第一原発を襲う巨大津波。1号機でも全ての交流電源が無くなりました。危機的状況の中、最後の頼みの綱の出番の筈でした。その名も、非常用復水器、通称IC。原子炉内の蒸気をタンクに溜めた冷却水の中を通して水に変え、炉に戻す、いざという時の装置です。
北海道大学の奈良林直教授やメーカーOBら全国34人で作る専門家チームは事故後、国や東京電力から公表されたデータを独自に分析。その結果、この1号機のICで次の事態が起きていたと分析しました。
『津波によって制御盤がダウンし、その際、誤った信号を出したため、機能が停止してしまった』『停止に気付き、再び午後6時過ぎに再起動するまで2時間以上かかり、この間に炉心が損傷し、メルトダウンが始まってしまった』。つまり、頼みの綱がうまく機能していなかったのです。」
北海道大学の奈良林直教授やメーカーOBら全国34人で作る専門家チームは事故後、国や東京電力から公表されたデータを独自に分析。その結果、この1号機のICで次の事態が起きていたと分析しました。
『津波によって制御盤がダウンし、その際、誤った信号を出したため、機能が停止してしまった』『停止に気付き、再び午後6時過ぎに再起動するまで2時間以上かかり、この間に炉心が損傷し、メルトダウンが始まってしまった』。つまり、頼みの綱がうまく機能していなかったのです。」
もし、非常用復水器の停止にすぐ気付き、これを再起動させるのに、もっと短い時間ですんでいれば、少なくとも1号機でのメルトダウンは起こらなかった、らしいのです。 しかし、東電では誰一人そういう機敏な処置をとることができませんでした。 それどころか、みんなでメルトダウンを起こそうとしている原子炉を捨てて逃げようとしていたのです。 福島第一原発は立地もダメなら、設立の仕方もダメ、運用もダメ、扱う人の心も殆ど病気であったという、ダメづくしだったのです。 それが、ほんの半年まで稼働し、一応発電していたのですから恐ろしいです。 日本人は、一部の狂気によって支配された人たちで構成される政党や企業によって、その生命の危機にさらされ続けてきたわけです。
幸いなことに、前内閣の菅総理は他のことはいろいろおかしかったのですが、東電のトンズラを許さず、毅然として東電に残れと命令しました。 これによって、首都圏の住民もみんな西日本か外国に避難するような、もっとひどい事態にはなりませんでした。 でも、メルトダウンや水素爆発は次々と起きました。