おのおの梅は咲いたるや

イメージ 1

♪おのおの梅は咲いたるや

 妻子につつがあらざるや あらーざーるやー なーんてね。

え? 武田節の歌詞が違うって? 

これは、ミステイク。でも、梅もそろそろ咲き始めました。2月の半ばには梅は盛りを迎え、やがて3月には早咲きの桜が咲きます。

実は、ここは柏市泉にある龍泉院というお寺なのですが、結構田舎で静かです。また、お庭もそれなりに広く、参拝に来るのは地元の人だけみたいで、お墓参りに来た人くらいにしか行き会いません。

鎌倉時代の建長五年(1253年)、相馬氏によって創建されたようですが、開山という眞如寺第六世量指長英大和尚というお坊さんは、上総の武田氏に関係があるようなのです。上総武田氏といえば、甲斐の守護になりそこねた武田信長さんの子孫で、庁南と真里谷にお城を築き、国府台合戦など房総の戦国時代の争乱のきっかけをつくった戦国大名です。

第一次国府台合戦では、小弓公方足利義明や里見氏とともに、古河公方をかついだ小田原北条氏と対峙しました。というより、古河公方の弟で古河公方と仲が悪く、奥州を僧体で放浪していた足利義明を連れてきたのが武田氏なのです。武田氏は、その国府台合戦に備えて、この龍泉院も足がかりにして小弓公方方の拠点を作ろうとしていたという説があります。

ほんとかな?

本堂にお参りすると、あれれれ。。。

扉を見てびっくり。さんが斜めに交差して。こ、これは武田菱。

イメージ 2

正月早々、すごい発見かな。どうしましょう。単なる偶然? それとも?

世の中、表面だけ見ていても分らないことばかり。でも、隠れたことを見つけるのは、難しいものです。