霞ヶ浦のほとりで思う

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先日、茨城県に行きました。千葉県とは隣の県なのに、あまり行きません。霞ヶ浦の夕日がきれいでした。ところで茨城県の花は何でしょうか。やはり梅かな。千葉県の花は、菜の花。今も咲いています。一面に咲いた菜の花は、黄色の原色で地上を彩ります。梅もあと一ヶ月くらいで咲き出します。

もし、花でこの世の中から、貧困や飢餓、差別、争い、病気などの色々な問題が解決できたら、どんなに素晴らしいことでしょう。

霞ヶ浦には、海軍の霞ヶ浦航空隊、さらにその水上機基地の敷地を使って予科練教育のため開設された、土浦航空隊がありました。百里原海軍航空隊も近く、多くの若い海軍航空隊の士官、下士官、兵がいて、厳しい訓練と戦闘に明け暮れていました。米軍の爆撃機や戦闘機を迎撃して、戦死した方もいたと思います。みな「御国のために」と思って、戦闘隊の残った人や整備の人たちに帽振れで見送られ、飛び立っていったのです。何だか、悲しいですね。

戦闘機も爆弾も大砲も必要ない平和な社会、必要なものが必要なだけ受け取ることができる豊かな社会、差別や偏見のない真に平等な社会、そういう世の中になりますよう、願っています。

霞ヶ浦にて、一句。

帽振れで 送りし霞の 空青し