習志野空挺部隊の「精鋭無比」

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会社はまだおやすみではありませんが、自衛隊でお祭りをやっていたので、行ってきました。

といっても、あたしの場合は、ほとんど兵器を見に行ったようなもの。

習志野駐屯地は、ずっと昔、子供のころに入ったことはありますが、お祭りではなかったような気がします。

空挺館を見るのも、久しぶり。今は空挺館といいますが、昔は天皇さんとかが、演習などで兵隊がどう動いているか見る建物で、二階にあがると、見学するためのガラス張りの場所があります。

二階に上がるための階段がまた、年季が入っています。なんか、舞踏会会場みたいな感じ。

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ところで、踊り場に額が置いてあって、毛筆で「精鋭無比」って書いてあります。

一通り見学して、空挺館を出ると、小さな大砲がありました。

94式37ミリ速射砲、だそうです。ちなみに、94式とか99式とかいうのは、ゼロまたは100が「紀元2600年」を意味し、1940年(昭和15年)に出来たものを零式とか百式と呼び、94式なら「紀元2594年」つまり1934年(昭和9年)に出来たことを示しています。つまり、94式37ミリ速射砲は1934年(昭和9年)に制定された37ミリ口径の速射砲ということです。

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こんなの、滅茶苦茶ほしいんですが、おうちに持って帰ったらだめかな。絶対に撃てるように改造とかしませんから、一台ほし~い。リアカーみたいに引いて行ったら、意外にばれなかったりして。

もし、黙って持って帰ろうとしているのを見つかったら、パラシュート降下訓練用の鉄塔にはりつけの刑とかされるのかな。ミニスカートでバンジージャンプさせられたり。アーレー、とかね。

ふと、パラシュート訓練用の鉄塔をみると、やっぱり「精鋭無比」と看板が掲げてあります。

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その「精鋭無比」と書かれた鉄塔の下では、ライブ開催中。でも観客は、たぶん設営とか担当していたと思われる自衛官の方々がちょぼちょぼと。「オーイ、整備中隊と会計隊も集まってくれー」、なーんてね。

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実は、事務所のような建物にも「精鋭無比」の文字があったのを以前確認しています。これは、何かの合言葉かな、とおもいながら歩いていると、なぜかムクドリさんが、大砲の車輪にひかれそうになっていました。

危ない! あたしはとっさに、回転レシーブのように横に跳んで、ムクドリさんを助けました。

危機一髪。これがほんとの「精鋭無比」。なーんてね。

自衛隊の側も意図があって、こういうお祭りをするのでしょうが、自衛官が一般市民と触れ合うことは、閉鎖的な自衛隊の世界から世間に窓を開く意味がありますね。自衛隊は、人民のための軍隊に生まれ変わって...チョーダイ。

(注:一番上の写真で分かりますように、大砲には車止めがついていて走行せず、ムクドリさんがひかれそうになることはありえません。筆者の想像です)