高射砲の象限儀

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こんばんは。ハナコ・レシチェンコです。なーんてね。

あたしがロシア人じゃないかと思っている、あなた。それは誤解です。純粋な関西系日本人です。DNAを分析していったら、先祖は明石原人だったりして。そこまでさかのぼれないかな。

家にあるもので、また面白いものがありました。でも、これは何だか、あたしにはすぐ分かりました。ちなみに、うちのお父さん、お母さんともに分かりませんでした。みなさん、分かりますか。

まず、下のような状態で、箱に入っていました。

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これは、分度器の一種かな? と思った、あなた。惜しいです。
ステンレスでできているのか、錆びていません。でも、触ると鉄の匂いがします。

下は、立てたところを上からみたものです。油のような液体の入った水準器が付いています。液体の中の気泡で水平かどうかが分かるというもの。この手のものは、今でも測量器具でありますね。

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大きなねじ回し式のノブがついていて、それを指で回転させると、角度が変わり、水準器をつけているアームが動きます。

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これは、高射砲用の象限儀といい、射撃諸元設定のための器具、早い話が砲身の角度を合わせるための器具です。

箱には「八八式七糎野戦高射砲 象限儀」とあります。
おじいさんが持っていたんでしょうけど、なぜ持っていたんでしょう? 高射砲が懐かしかったのかな? でも、戦争末期に大隊長としてですが、あまり行きたくなかった大阪の高射砲に配属されて、その大阪は戦火に包まれたし。謎だ。