童謡「かねがなる」は北伐当時の中華民国国歌「国民革命歌」
童謡で「かねがなる」というのがあります。
「しずかなかねのね 町の空に」っていうやつ。幼稚園とかで歌ったはず。
「ゴンゴンゴン ゴンゴンゴン」
「ゴンゴンゴン ゴンゴンゴン」
これはフランス民謡 "Fre`re Jacques"を原曲としています。
ところが、同じ曲を原曲にしたのが、1926年に中国南京政府が制定した、北伐当時の中華民国国歌「国民革命歌」。ちょうど孫文がなくなり、蒋介石が国民党の跡を継いだころの国民政府は、軍閥割拠の状況を打開すべく、北伐を行いつつありました。
ところが、同じ曲を原曲にしたのが、1926年に中国南京政府が制定した、北伐当時の中華民国国歌「国民革命歌」。ちょうど孫文がなくなり、蒋介石が国民党の跡を継いだころの国民政府は、軍閥割拠の状況を打開すべく、北伐を行いつつありました。
今も、台湾の国歌として、歌われている歌ですが、オリンピックでは聞かないかな?ともかく、中華民国の国歌。
こういう、まったく異質なのに、同じ原曲をベースにした同じ曲の例では、やはり童謡の「むすんでひらいて」と軍歌の「戦闘歌」というのがあります。
戦闘歌
見渡せば 寄せて来(きた)る
敵の大軍 面白や
スハヤ戦闘(たたかい) 始まるぞ
イデヤ人々 攻め崩せ
弾丸込めて 撃ち倒せ
敵の大軍 撃ち崩せ
敵の大軍 面白や
スハヤ戦闘(たたかい) 始まるぞ
イデヤ人々 攻め崩せ
弾丸込めて 撃ち倒せ
敵の大軍 撃ち崩せ
なんだかな~!?
(写真は日本の近衛砲兵、森たけ男さんからお借りしたもの)