篠山節考
一般に「デカンショ節」といわれる篠山節。
丹波篠山を代表する民謡であり、氷上あたりでも歌われ、丹波全域でメジャーかな?
もちろん、全国でもよく知られていますよね。丹波といえば、丹波栗、立杭焼、ボタン鍋、丹波の赤鬼といわれた赤井悪右衛門(意外にあたしの先祖だったりして)とか、京都丹波では亀岡渓山閣?
もちろん、全国でもよく知られていますよね。丹波といえば、丹波栗、立杭焼、ボタン鍋、丹波の赤鬼といわれた赤井悪右衛門(意外にあたしの先祖だったりして)とか、京都丹波では亀岡渓山閣?
あまり調子に乗ると、またYahooから怒られるので、やめときます。
ところで、この「デカンショ節」のルーツは江戸時代から歌われてきた「みつ節」という民謡だそうです。
![イメージ 2](https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/a/aikokunohana1938/20010101/20010101015210.jpg)
「デカンショ節」の歌詞は、一般的には以下のようになります。
酒は飲め飲め 茶釜でわかせ
ア ヨイヨイ
お神酒あがらぬ 神はない
ヨーイヨーイ デッカンショ
ア ヨイヨイ
お神酒あがらぬ 神はない
ヨーイヨーイ デッカンショ
寒さしのんで 作りし酒で
ア ヨイヨイ
春は三三九度の式
ヨーイヨーイ デッカンショ
ア ヨイヨイ
春は三三九度の式
ヨーイヨーイ デッカンショ
・・・
これがみつ節では、
盆のお月さんは まんまるこてまるい
丸てまんまるこて 尚まるい
ヨーイヨーイ ヤットコセ
丸てまんまるこて 尚まるい
ヨーイヨーイ ヤットコセ
破れふんどしや 将棋のこまよ
角と思たら金が出た
ヨーイヨーイ ヤットコセ
角と思たら金が出た
ヨーイヨーイ ヤットコセ
寺の和尚さんが ばくちにまけて
いのか 走ろか 寺売ろか
ヨーイヨーイ ヤットコセ
いのか 走ろか 寺売ろか
ヨーイヨーイ ヤットコセ
・・・
となっていて、デッカンショの部分がヤットコセになっている位で、曲調は同じです。デカンショ節の豪放磊落な感じではなく、素朴でユーモアあふれ、ちょっとお下品な部分もあります。これはもともと、「みつ節」が労働する人の憂さ晴らしで歌われた、日本によくある民謡の一典型だからです。
となっていて、デッカンショの部分がヤットコセになっている位で、曲調は同じです。デカンショ節の豪放磊落な感じではなく、素朴でユーモアあふれ、ちょっとお下品な部分もあります。これはもともと、「みつ節」が労働する人の憂さ晴らしで歌われた、日本によくある民謡の一典型だからです。
![イメージ 1](https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/a/aikokunohana1938/20010101/20010101015200.jpg)
この丹波に昔からあった「みつ節」という民謡を、東京に寄宿していた丹波の学生がよく歌っていて、千葉の海水浴場で東京の一高の学生と合宿したときに、コラボレーションで生まれたのが「デカンショ節」だそうです。旧篠山藩主青山忠誠(ただしげ)の子忠允(ただこと)も、東京で歌っていたとか。だから、「デカンショ節」自体は、明治にできた新しい民謡。