四街道の戦争遺跡

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今週の日曜日、四街道市の戦争遺跡をまわってきました。四街道といえば、軍郷といわれ、陸軍の野戦砲兵学校や野戦重砲兵第4連隊、下志津陸軍飛行学校があったところ。

今回、野戦砲兵学校跡とその周辺をまわりました。といっても、一人で行ったのではなく、森さんと行ったのですが、だいぶ歩きましたよ。その日の夜は、バタンキューでした。

野戦砲兵学校跡は市役所、その隣の小学校、市役所の向かいの工場跡、イトーヨーカドーにまたがる広い場所にあったのですが、ぽつんと記念碑と大砲の弾のサンプルがあるくらいです。昔は防空壕とかもあったようですが、開発とともになくなったみたいです。
ルボン山というフランスから招請したジョルジュ・ルボン砲兵大尉にちなんだ、大砲の標的用の小山がその野戦砲兵学校跡の向かいの住宅地のなかにあります。これは、今も山の形をしていて、下に石碑がありました。

あと、愛国学園の門になっている野戦重砲兵第四連隊の正門跡、その反対側の裏門跡、将校集会所跡などをまわりました。大体、場所を把握していったので、迷うこともありませんでしたが、陸軍墓地は最初分からず、森さんが近所のおばさんに聞いて教えてもらいました。

将校集会所跡に建っていた建物を、写真に撮りました。上があたしが土塁にのぼって撮ったもの、下が森さんが撮ったものですが、どうでしょうか。同じカメラですので、大きな差はないでしょうが。
何に使われたものか分かりませんが、公民館の職員の人は旧軍時代のものと言っていました。どうも、将校集会所の建物が、部分的に残っているようです。後で、森さんと将校集会所の模型の写真を見比べて、そういう仮説をたてました。また、森さんが専門家に聞いてくださるかと思います。戦後は町役場、診療所として使われ、今は公民館の工作室などとして現役だそうです。

(追記)実はここで、柳家金語楼さんが出演した軍隊ものの映画の撮影があったそうです。ちょうど将校集会所の裏門から出てくるシーンがあったとか。どんな映画だったんでしょうか。シリアスものでないことは確か。
 また文中、一部の語句を訂正、将校集会所について補足しました。あと、ルボン山や写真に撮った大砲の弾について、せっかくですので、調べてまた掲載します。