原発ボロボロ

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国のエネルギー政策が電力会社のもうけ優先になっていたおかげで、安全性が軽視され、結果的におおきな原発事故になりました。
 
福島の教訓から、今の政府は何も学び取っていないかのように、大飯原発の再稼働を決め、今になって大飯原発の近くに活断層があり危険だという指摘もあがっています。しかし、それは前から言われていたことでした。
浜岡原発も同様です。
先日、原発依存度を今後どうするかという公聴会で、中部電力社員が「原発は安全で比率をあげるべきだ」ととんでもない暴言を吐いていました。その根拠は何もなく、電力会社の中の非科学的な教育の成果なのか、その人自身がちょっとおかしいのか、とにかく科学的な根拠が何もない妄言だと思います。
 
最近、こういう報道がありました。
中部電力浜岡原発5号機(静岡県御前崎市)で昨年5月、停止作業中に海水が流入した問題で、同社は25日、海水が原因とみられる腐食が多数の機器で見つかったことを明らかにした。経済産業省原子力安全・保安院の専門家意見聴取会で説明した。
 浜岡原発は当時、菅直人首相(当時)の要請で停止作業中だった。中部電によると、5号機では昨年5月14日、タービンを回し終えた蒸気を冷却して水に戻す復水器の細管43本が損傷し、海水約400トンが流入。うち5トンは圧力容器に達したと推定される。 」(時事通信
 
老朽化による腐食だと思いますが、ただでさえ設備がボロボロのポンコツ原発を動かすのは、災害以前に非常に危険です。それを上述の中部電力の社員は、「安全」と言っているのですから、いったい電力会社ではどのような社内教育をしているのか? ベントフィルターもつけずに、稼働している大飯原発。 公害対策設備を付けずに工場がばい煙を町中にまいているのと同じです。
 
大飯電発もボロボロです。 それを関西電力や政府は電力需要の多い夏を乗り切れないと言って無理に再稼働させました。 さらに再稼働をさせる原発の話もでています。 しかし、関西電力管内では電力に余裕があり、大飯を再稼働させなくても節電や代替電力で足りていたと思われます。
 
いずれにしても欲に目がくらんで、真実をみない、考えない人たちが多すぎます。
府民主党、自民党も、ひどすぎます。 根幹には歴代自民党売国政治があります。
大阪維新の会も、原発についても主張に一貫性がなく、そもそも政策やビジョンが日本をどうするかという理念でまともなものがなく、愛国精神や国家観という点でもみるべきものは何もありません。 なにせ代表者が、政策より不倫で注目されていますし、どうしようもないです。