悪の三位一体

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インターネットでYouTubeを見ていたら、ふと”AXIS”という単語が目にとまり、そういえば、アメリカのブッシュ大統領が、"AXIS of EVIL”(悪の枢軸)なんて、言っていたことを思い出しました。これは、北朝鮮、 イラン、イラクのことを、テロリスト国家と言う意味で使っていたと思います。
 
実は、日本には悪の三位一体というものがあります。これらこそ、真面目に働くひとたちからすれば、自分たちの生活を脅かし、自由を奪うテロリストといっていいでしょう。
 
それは、端的にいえば自民党などの憲法改悪、国民の自由や権利を抑圧し、社会正義のための戦いを弾圧する反動勢力(カルトを含む)、それに自社の労働者を搾取するだけでなく、単価をきり下げたり、下請けをいじめる、大企業・独占資本、そして国家機構の中枢に巣食う官僚機構です。
 
今回の東電の福島第一原発事故などは、その良い例で、国民の安全を無視した危険な原発自民党政府が推進し、その当事者である東京電力は、下請けの作業員に危険な作業をさせる一方で、経済産業省、昔の通商産業省の官僚と結びつきながら、まさに国家独占の電力事業を極めてハイリターンでおこない、かわりに大きなリスクを国民に押し付け、それが地震津波という自然災害によって、リスクは大きな脅威として顕在化しました。
 
自民党政権の閣僚をつとめた、石原慎太郎東京都知事は被災した人に鞭打つように、「地震は天罰」と言いました。何年か前は、在日中国・朝鮮人の人たちを三国人と言いました
 
原発利権で甘い汁を吸ったのも、まさにその悪の三位一体です。悪の三位一体は、国民が包囲し、その社会的存立基盤をなくしていくしかありません。これを潰すためには、選挙で悪の議員を落選させるようにする、国民の側が官僚や政治家の勝手が出来ないように監視する、企業の中でも民主主義を徹底するよう組合などの活動を強化するなどが必要で、一朝一夕で出来る話ではありません。
 
とりあえず、自民党は自ら招いた国民からの信頼喪失によって、政権に返り咲くことはないでしょうが、あとの二つは大変です。
 
ところで、現政権はどうでしょうか。悪の仲間には民主党政権もはいるのでしょうか。 民主党もまた、主要な議員は、もともとは自民党にいたわけですし、政策もそれほど自民党と変わりません。ただ、非自民の出身者もいますし、支持母体には社会民主主義系の団体や労働組合もはいっていますので、難しいですね。 とにかく、完全に悪の三位一体に入るわけではありません。ただ、一部の人たちは入るでしょう。
 
今日は県議会議員などの選挙です。 悪の力が勝つか、善の力が勝つか。
 
すべては、民主主義社会の主人公である、あなた次第です。なーんてね。