四街道にあった陸軍野戦砲兵学校(おまけ)

イメージ 4

前に、四街道の野戦砲兵学校跡にいったときのことを書いていましたが、また現地に行ったので、ちょっと報告します。

四街道の野戦砲兵学校を目当てに行ったのではなく、平和の式典があり、里帰りの日章旗が展示されるということで、森たけ男さんたちと行ったのです。女優の市原悦子さんたちも朗読とかで来ていました。ただ、会場ホール内は撮影禁止。展示物の撮影は良かったみたいですが。

まあ、そのお話は置いといて、その四街道の野戦砲兵学校跡には、野戦砲兵学校の記念碑とともに、砲弾のサンプルがあります。実は、前回撮った写真には砲弾の大きさがわかるものが写ってませんでしたので、今回は携帯電話をおいて縮尺の代わりにしました。
その砲弾とは、野砲(山砲)、十糎加農砲、十五糎榴弾砲の3種類です。

野砲(山砲)砲弾
イメージ 1


加農砲カノン砲(カノンはフランス語のCANON)を日本語で表記したものです。「十糎加農砲」は、口径が10cmというカノン砲で、大体10Km以上の射程距離があります。

十糎加農砲砲弾(中央にあるもの)
イメージ 2


榴弾砲は内部に火薬が充填された砲弾、榴弾を撃つ砲のこと。榴弾砲の特徴は間接射撃ができること。一般的に砲身長30口径以上で、射撃角度は45度以下と45度以上のどちらにも取ることが出来、歩兵や戦車など地上目標に対して、直接射撃だけでなく間接射撃を行うことができるものです。「十五糎榴弾砲」は口径が15cmの榴弾砲で、6kmくらいの射程距離になります。

こりゃ、重たいということで、榴弾砲は車輪やカタピラと駆動装置がついた自走式のものが多いですが、牽引する場合は車で引いたり、分解して馬でも運んだようです。

十五糎榴弾砲砲弾
イメージ 3


(一番上の写真は、野戦重砲兵第四連隊の将校集会所跡)