やっぱり毒入り餃子は中国で作られた
いまになって、なぜ中国は正直に言う気になったんでしょう。というか、今までの説明は一体何?
8月6日の共同通信によれば、
【北京6日共同】中国外務省は6日、中国製ギョーザ中毒事件をめぐり「中国国内で6月中旬に中毒事件が起きていた」と認めた。その上で「中国政府は事件を極めて重視している。公安省が全力を挙げて捜査を展開している」と表明した。共同通信の書面質問に答えた。回答は、天洋の回収食品と中毒の関連性を強く示唆、農薬が日本で混入した可能性が高いとする中国側の従来の主張を大きく転換する内容だ。
ということですが、なぜこの北京五輪のときに、とも思いますが、何らかの思惑のあってのことでしょう。しかし、中国は、いろんなところでメッキがはがれ、経済的には豊かになったけれど、駄目なところが一杯あるのが可愛そうなくらい。北京の政府首脳は北京五輪もあるし、もうバカなことはやってくれるなと願っているでしょうが、新疆では騒動があったし、チベット問題は昔からだし。日本もだめだけど、中国もひどい。
ここで、解せないのは、中国がとっくに日本に本件を伝えているということ。つまり、日本の外務当局がこの事案を握りつぶしていたということになります。
中国は、最初間違った主張をしていたが、中国国内で被害者が出て、自らの非を認め、日本にも通告してきたにもかかわらず、日本の腑抜けた役人たちが、なにもせずに放置していたことになります。少なくとも表面的には。
でも疑問なのは、なぜ天洋食品内部が怪しいと分かっていて、それを認めなかったのか。そして、いまなぜそれを認めるのかということです。事件の直後に、中国当局は天洋食品内部があやしいと知っていたでしょう。そこで認めれば、これだけ騒ぎが大きくならなかったでしょう。今認めるということは、北京五輪へのダメージが十分あります。しかし、これが数ヶ月前に公表されていたら、北京五輪の開催を延期するとか国際的に大問題になったかもしれません。だから、もう開催するのに決まっている時期をねらって、そんな告白をしたのでしょうか。
何か、裏があるのでしょう。それが徐々に明らかになってくるのだと思います。
До свидания. (ダスヴィダーニヤ)