尖閣事件動画流出で、日本の国際的信用ガタ落ち

イメージ 1

菅政権は、タガが緩んでしまって、どうしようもないのかも。そうはいっても、政府を支える筈の官僚や公務員までも、裏金作りや情報漏洩など、乱れた事をしていい筈がありません。本当に国家公務員でも、ダメなことはダメ。そこがはき違えられているようです。

今回、神戸の海保職員が個人の判断で、国家機密に属する動画を流出させたとしたら、いったい政府の価値はなんだろうと思ってしまいます。これじゃ、まるで無政府状態です。流出させたのが本当に一個人なら、国の外交など、今後どう展開すればいいのか、そんな考えなしに、本当に愚かなことをしたものだと思います。

ただ、どういう経路で動画を手に入れたか、また動機などについても、全然話そうとしていないとのことですので、本当に神戸の海保職員一人の仕業でしょうか。これは一人でやったことではなく、海保などの中に仲間がいて特定の政党や思想など、何か背景があると思います。

あるいは菅政権に打撃を与えるための工作だとしたら、どうなんでしょうか。そういう意図で仕組んだ人たちは、成功したんでしょうか。

日本は機密管理のできない、信用できない国だという印象を国際的に植え付けてしまった訳ですから、日本の国際的信用はガタ落ち。中国に対抗するために、ベトナムなどのアジア諸国と仲良くしようとしても、これでは相手にされなくなるかもしれません。計り知れないダメージと思います。

ところが、世間は「勇気ある行動」と流出させたという海保職員を英雄扱いする向きもあります。それがいかにトンチンカンなことかは、時間がたてばわかるでしょう。
多分、中国は証拠の動画を巧妙に作ったニセモノというように思います。もう変な形で世間に流れてしまい、せっかくの証拠としての価値がなくなりました。

これをもっときちんとした形でだせば、中国に対する大きな反証の手段になった筈です。そういう外交上の切り札がスポイルされたことは、本当に残念です。

ところで、YouTubeに投稿したときのSENGOKU38とは、なんだったのでしょう。

SENGOKUは「仙石さん」だと思いますが、38とは「見や」かな。「ウソの三八」とも言いますね。ただ、一個人が「義憤」にかられて情報を出したのなら、そんな名前を使わないでしょう。