こんなところには引っ越したくない
最近は、どの会社でも、持ち家の有無にかかわらず、情け容赦なく転勤させることが多く、単身赴任になるケースもよくあると聞きます。
そんなときに、会社が寮を用意してくれることが、不況での福利厚生の切り捨てで少なくなり、借家や貸マンション、アパートなどに、皆さん引っ越されることがあります。それが、こんなところだったら、困るというのを書いてみました。
1.オーナーの監視付きでプライバシーがない貸マンション
物件をさがすため、不動産屋さんに電話したら、少し安めの物件を発見。何故か聞くと、「ああ、あれですか。れーだんぼう完備なもので」という返事。不動産屋さん、風邪かなにかで鼻声なのか、ちょっと、レーダーって言ったような。気のせいかな。冷暖房完備なら、なんで安いの?と思いつつ、契約して入居すると、冷暖房は入っていません。
「冷暖房完備って聞いていたのに」と不動産屋さんに抗議すると、「いいえ、私が言ったのはレーダー網完備です」と言われ、びっくり。
なんでも、いたるところにレーダーやモニターが備え付けられ、住民や外部から入ってきた人の一挙手一投足がオーナーに伝えられる仕組みになっているというのです。これは、余りに用心深いオーナーが、住民が悪さしないか、犯罪が起きないかなど監視しているのです。何か怪しいことがあると、セコムとかに通報するシステムはあると思いますが、これじゃ行き過ぎです。
2010年10月31日 18時16分23秒 住民帰宅
同 19時05分02秒 ビールで晩酌開始 ・・・とか
レーダーとモニターが見張って、記録まで残す、、、そんな家には帰りたくありませーん。
同 19時05分02秒 ビールで晩酌開始 ・・・とか
レーダーとモニターが見張って、記録まで残す、、、そんな家には帰りたくありませーん。
2.他に誰も入居していない、余りにも古いアパート
「何しろ古いからねー、うちも良く分からないのよ」という不動産屋さんの無責任な言葉にも関わらず、安さにつられて借りてしまったものの、よくよく見たら、入口に「歩兵第二中隊」と煤で汚れかろうじて字の見える、古い小さな木の表札が掲げられています。要は、旧陸軍の建物がそのまま残っていたのでした。
近所のだれも、その建物がアパートであることは知っているけれど、住人がいたのを記憶しておらず、ようやく探し当てた近所の90歳くらいのおじいさんの話では、旧陸軍の兵舎に終戦直後、大陸からの引揚者が住みついて寮にしていたが、そのうち皆でていき、昭和30年代の後半には空家になっていたとのこと。その頃のオーナーは、旧軍施設を払い下げてもらった附近の地主で、今はとっくに代替わりしています。
では、なんで壊さずに今も借主を募集しているのか、なぞだ。
3.藪に近く、イモリ、ヤモリ、ムカデなどが出没するアパート
ちょっと、つらい。夏はムヒが手放せません。
4.心霊スポットとして紹介されているアパート
心霊スポットのビデオ、雑誌に、住所は途中から伏せてあるものの、ボカシのはいったまわりの景色などを良く見ると、どう考えてもここだというアパート。
さりげなく飾ってある額を裏返しにすると、「迷わず成仏してください」と書かれ、部屋の隅にはさりげなく造花が花瓶にさしてあります。
さりげなく飾ってある額を裏返しにすると、「迷わず成仏してください」と書かれ、部屋の隅にはさりげなく造花が花瓶にさしてあります。
他の住民は、皆顔に生気がなく、近所の人に聞くと、大抵の人は引っ越してきてもすぐに出ていくが、引越しのお金を持っていない人たちは残っているらしい。こわいよ。
5.劇的ビフォア・アフターに出てきそうな変な構造のアパート
長い渡り廊下を歩かないと、部屋にたどり着けない、入口がたくさんあり、間違えそうとか、玄関の横にトイレがあるため、トイレから出てくると前に来客がいる、2階にあがる階段が梯子のように急だとか、ありえないような構造のアパート。
これもつらいです。