今はなくなったソ連邦

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昔、「今日のソ連邦」という雑誌がありました。ソ連とは、今の鳩山由紀夫さんのおじいさん、鳩山一郎さんが頑張って国交を回復していましたが、人々の暮らしや細かいことについて、なかなか様子が分からず、それを知るための唯一の窓口みたいなところがありました。ソ連大使館広報部が発行していたのですが、写真もきれいでした。

あたしは、子供の頃家にお父さんが持ち込んだものを読んでいました。でも世間では、もう見かけることはありませんね。古本屋さんとかではあるかもしれませんが。

ソ連はなくなりましたが、それは覇権主義という社会主義とは無縁の考え方、行動の結果です。アフガン侵攻など、道理のたつものではありません。

一方では、宇宙飛行士ガガーリンさんの有人宇宙飛行や、その「地球は青かった」という言葉に象徴されるように科学の面では先進的なものがありました。それも、軍事優先という批判を受けています。あと、文化・芸術面でも、いろいろ進歩的なことはありましたが、遠くにかすんでしまいました。

ソ連崩壊でショックをうけた人は、日本ではほとんどいませんでした。逆に、一番喜んだのは、日本共産党です。でも、日ソ協会は、一部やめる人がでたということです。

ソ連崩壊でいろんな事実があきらかになり、日本社会党ソ連からお金をもらっていたことなどもわかりました。なんだかなあ、と思いましたが、社民党というミニ政党みたいになってしまったのは、そういうことも原因かもしれません。

今後の政治は、どうなっていくのか分かりませんが、日本にとっても、かつてのソ連は反面教師でしょうね。